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11月30日 東京オペラシティ ソリスト:アブデル・ラーマン・エル=バシャ、アンヌ・ケフェレック、児玉 桃、フィリップ・ジュジアーノ、イド・バル=シャイ、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ 曲目:ノクターン、マズルカ、舟歌、ピアノ・ソナタ第3番、幻想ポロネーズ、ワルツほか ショパンのピアノ・ソロ曲を、作曲順に全て演奏するという「ル・ジュルナル・ド ショパン」。6人のピアニストを起用し、演奏は約1時間ずつ14回に分けて行う。その13回目と14回目(最終)、晩年のショパンを聴いた。 よくもまあ、これほどたくさんの曲を書いたものだと素直に感心する。しかも、その多くは、今も名曲として世界中の人々を魅了する。天才というほかに言葉が見つからない。 晩年のショパンは、ジョルジュ・サンドとの仲が徐々に冷え、健康状態も悪化し、静かに最期のときを迎える。その中で作曲された曲は、しかし、暗く悲しい曲ばかりではない。舟歌、幻想ポロネーズ(ともに1845〜46)の大曲、子犬のワルツ(1847)のような明るい曲もある。 ただ、最晩年の1848〜1849はマズルカを3曲作曲しただけ。最後は、曲が終わりに近づくにつれて会場を少しずつ暗くする演出があり、音楽と共にあったショパンの人生の終わりと共に、このイベントも幕を下ろす。もうこれで、2度とショパンのピアノが聴けないかのように。 個々の曲やピアニストについてあれこれ言っても仕方がないだろう。企画そのものが壮大で面白かった。最後はプロデューサーのルネ・マルタンが壇上にあがり、ピアニストと共にスタンディングオベーションを受けて大団円。 マルタンは「ラ・フォル・ジュルネ」をプロデュースした人といえばわかるかもしれない。こういった“祭り”は、クラシックファンの裾野を広げ、元からのファンをさらにひきつける。次のイベントを期待しよう。 次回予告:12/16 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ほか |
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